必ずやってくるもの。

昼までずっと寝てた。
こんなのでいいの?
だって今日でお別れなんだよ?
起きていてよ…
もっと話そう?
貴方の声を聞いていたい…
そう、思うんだよ…

私が立ち上がろうとすると
貴方は力強いその腕で私を布団の中へ引き戻す
そうして昼までずぅ〜っとこうして居た…

千夏が起きてそのまま私に抱きついた
私もこう、されたかった…

このまま…
時間が止まってしまえば良いのに…

千夏が
「名雪、ごはん作って♪」
と言い出した。…私にご飯を作れって…貴方、勇気がある人ね
家庭科はかなり苦手だったんだけどなぁ…
それでも作りましたよ。一応。
ごはん、美味しいって言ってくれたの。嬉しかったな〜
でも、千夏君のほうが絶対にご飯は上手だと思う。
包丁とか使うの私よりも慣れてるし…

片付けしてた。
時間がすぎていく…
帰る時間が近づいてくる…
忘れなきゃ…
今日は家に帰んなくちゃいけないんだから…
帰る準備をする自分が寂しかった…

帰り道。
電車に乗る自分の心だけが
どこか別のところに行ったみたいに心の中がからっぱだった…


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