〜Escape〜

2001年3月9日
逃げちゃいけない
泣いちゃいけない
叫んじゃいけない

しちゃいけない
この言葉が埋め尽くす
そんな世界から、今は「逃ゲタイ」

+++++ +++++ +++++

起きた。隣りに居るのは千夏君。
幸せだと思った。心から。
8時ごろに家主さんがバイトに行った
そして10時ごろには男の子も仕事に行った

私と…千夏君の2人きり
どちらからともなくキスをしていた
シャツがしわになるから自分で脱ぐ
ブラを取られ、ズボンも脱がされ
布団の中で私は裸にされていく
そのまま肌を重ね、身体を重ね
私達はひとつになった

ベッドがギシッギシッときしむ
耳を掠めるたびになんだかその音がすごく
えっちに聞こえて
「なんだか…えっちだね」
って息を荒げながら私が言っていた気がする

それから家主さんが帰ってくる3時くらいまで
布団の中でいちゃいちゃしたり一緒に寝たり
…なんていうことをしていた

どこかで逃げていたのかもしれない
…全てから…

やはり帰る時間は近づき、
家で怒られるのを覚悟で帰る事にした
「戻ってきてもいいからね」
千夏君が言ってくれた。ちょこっと不安が取れた
「う〜ん。出戻るかもしれないんでよろしくぅ〜」
別れ際に家主さんに笑って言った

笑って言えるまでなら良かったのだが…とも思う

家に帰った
し〜〜〜ん、と静まり返っていた
家には母と弟がいた
弟は勉強、母は料理してた
何も言わず部屋に入った…
絶句。
私の部屋にはゴミ袋の山があった
袋の中身はベッドの下の引き出しに入れている衣類etc.
私の中で何かが壊れた
「荷物取りに来るぐらいいいよね」
そう言い、旅行カバンを引っ張り出した
中位のカバンを3つ用意して用途別に入れる
服も動きやすいジーパンとボーダーシャツに着替え
(昨日は薄いブラウス、スカート、タイツにショートブーツだった)
出ようとしたら母が来て私をしかった
母のいう話ももっともだったがこっちの意見もあった
最終的に店にいる父と話してこいというので荷物を置いて渋々出発
店で父には相手にもされず帰宅
そのまま留まっていても良かったがそこにいる「意味」がなかった
まとめた荷物を持って私は家を出ていた

家を出てすぐ、千夏君に電話したら「あほ」と言われた
出て行く必要があったのか?と聞いた
そうかもしれない…でも、今、この家に私がいることは
生き恥をさらすようなものだったしとても居心地が悪かった
「…わかった…家主の電話番号を教えるから話せ」
と言って教えてもらった

私の初めての家出だった

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